■ポートフォリオで医学教育革命-2
未来教育デザイナー 鈴木敏恵
http://www.igaku-portfolio.net/
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◆ポートフォリオで変わる医学教育
いま鈴木敏恵は、医学教育へ未来教育を伝えています。
http://www.igaku-shoin.co.jp/nwsppr/n2003dir/n2544dir/n2544_01.htm#s
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シニアレジデントの宝物
〜7行ほどの手紙〜
もり先生は3年目の研修医、シニアレジデント。
彼は使命感をもっている。頭の切れ味もいい、気持ちもピュア、冷静さ、慎ましさ、向上心・・・声がまたやさしい。
いつも人の心を考え、言葉を選び、浸透するような話し方
笑顔も、真剣な顔もすてきだ。
もう!誠実や真摯を人間にしたらこういう人って感じ!
彼の元ポートフォリオは、段ポートフォリオ箱
そこから、何か発見しては「あっ-!これこれ!」とワクワクあふれた、うれしそうな声をあげる。
鈴木 「えっ、なになに?」
もり先生「あっ!これ見ると医者になってよかったな-っておもうんですよ、」と、やさしい笑顔で彼が見せてくれたのは、一枚の青い紙。これは僕の宝物なんです。患者のSさんが書いてくれた手紙なんです。この方は僕が東京にいる時に度々往診にいった患者さんなんです。もう身体も動かなくて、言葉もしゃべれないんです、でもぼくが島根に戻るときに、これを書いてくれたんです。」
・゜ ・.゜☆・.・
それは、7行ほどの手紙・・・
それは、ゆれる線で、ななめに書かれていた。
えがおのすてきなもりせんせいへ
3ちょうめの○○です
やくさんかげつのみじかいじかんでした
たいへんおせわになりました
えがおのもりせんせいのかおを
1しょうわすれません
もりせんせい しまねで
フレーフレーガンバレ
ではしつれいします
「この方は、脳梗塞なんです。東京に僕がいたとき往診していた方なんです。これをSさんが、僕にくれたとき、そばに看護師とかいたんですが、えっ!Sさん、字書けるの?え!、ってとても驚かれて・・。」
・・・私はおもう、Sさんは、どうしても書きたかったんだ、もり先生に。感謝やお別れの寂しさもあったでしょうけど、それをごくんし、やっぱり気持ちをもり先生に伝えたくて、どうしても伝えたくて、これ書かれたんだね。
「"えがおのすてきなもりせんせい"‥・Sさんは、そう書いてくれました。僕はこれを見ると、患者さんにはいつまでもいい表情で接しようと思うんです。」
これ、宝物だね!
「そうなんです! こういうのポートフォリオに入れたいな!っておもうんです。」
つづく
すずきとしえ s-toshie@ca2.so-net.ne.jp
もり先生の「パーソナルポートフォリオ」はここに(パーソナルポートフォリオ) テーマポートフォリオはこちら。
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